アーユルビューティのコラム

アーユルヴェーダ鍼灸師

長尾 理恵

トリートメントを行った数は、5000名を超え、アーユルヴェーダセラピスト養成講座では、100名を超えるセラピストを輩出し、40を超える個人サロンが誕生。各種講座、ワークショップ、カルチャースクールなど外部講師も務めています。

眠れない人へ

2021.12.01

ナマステー!

アーユルヴェーダ鍼灸師の長尾理恵です。

 

 

 

「不眠」「アーユルヴェーダ」とネットで検索してご来店いただくことがあります。

 

 

先日も、不眠で5年以上睡眠薬を服用されているという方が、施術をはじめると、5分くらいで寝息が聞こえてきました。

 

施術が終わるまで2時間、ぐっすり眠れたようです。

 

「睡眠薬を飲まないで眠れるなんて!本当に久しぶり!」と話していました。

 

「薬で強制的に眠るのと、自力で自然に眠ることができるのとでは、まるで違って気持ちが良い!」と喜んでいました。

 

私は睡眠薬を飲んだことが無いのですが、それは手術の麻酔でよく分からないうちに気を失う状態と似ているのかな?ちょっと違うのかな?

 

 

 

 

今回だけではなく、よくある事例です。偶然でも何でもなく、理論だって説明ができます。

 

普段は薬なしでは眠れないのに、どうして眠ることができるのでしょう?

 

 

 

 

睡眠不足、、、

リラックスしたい、、、

忙しくて脳が疲れている、、、

 

 

 

 

 

そんな方には、特に用いるテクニックがあります。

 

 

 

 

頭と仙骨と耳をほぐします。

 

副交感神経(頭仙系)場所です。

 

はじめに頭から。アーユルヴェーダのオイルテラピーは、まずは頭頂からオイルを塗布します。

 

仙骨は大きく円を描くように、

 

耳は耳の穴の中まで(外耳)オイルを塗布します。

 

 

 

 

 

 

 

肩甲骨間をほぐします。

 

睡眠に問題がある方、とくに睡眠薬を服用している方はガチガチに凝っている場所です。

 

 

 

 

 

 

足裏をほぐします。

 

頭部に昇った余分な気を、足元へ下ろします。

 

 

 

 

 

鍼は痛いというイメージがあるかもしれません。せっかく眠っているのに鍼をしたら起こしてしまうかしら?と心配することなど全くせずに、必要なツボに鍼を刺します。鍼には副交感神経を整える効果があるんですよ。

 

 

 

 

 

薬草オイルは熱めに温めて、たっぷり、多めに使います。

 

 

 

 

他にも細かいことはいろいろありますが、(部屋の温度や、呼吸を合わせる、一定のリズムで行う、丁寧に触れる、声をかけるときは低い声で話す、など)

 

 

 

 

 

ポイントは、

 

 

副交感神経!

 

ヴァータと整える!