アーユルビューティのコラム

アーユルヴェーダ鍼灸師

長尾 理恵

トリートメントを行った数は、5000名を超え、アーユルヴェーダセラピスト養成講座では、100名を超えるセラピストを輩出し、40を超える個人サロンが誕生。各種講座、ワークショップ、カルチャースクールなど外部講師も務めています。

ヴァータの主な居場所は、おなか

2023.03.01

ナマステー!

アーユルヴェーダ鍼灸師の長尾理恵です。

 

 

日本の秋冬は、ヴァータ(冷、乾、動)のエネルギーが増えます。そこに住んでいる私たちの体も、ヴァータが増えます。

 

手の甲を見ると何だかシワっぽいし、足のすねを見ると、カサカサ!それは、ヴァータの仕業です!

 

ヴァータが増えすぎると、人体にこんな不調が出てきます。

 

 

【ヴァータが過剰になった時の身体状態】

顔色が悪い、便秘傾向、腹部の膨満感、生理痛、皮膚の乾燥、体力・抵抗力の低下、神経痛、関節痛、関節炎、寒さに弱くなる、痩せてくる、疼痛、不眠、不安、体力喪失、話過ぎる、など

 

そして、それを放っておくと病気へ進みます。

 

【ヴァータがかかりやすい病気】

坐骨神経痛、冷え性、頭痛、腰痛症、不眠症、肩こり、パーキンソン病、リウマチ、心疾患、痛風、顔面麻痺、便秘症、骨性疾患、大腸性疾患、精神病、など

 

 

ヴァータの乱れは、ヴァータが主に存在する場所におこります。ヴァータの主な居場所は、下腹部(腸)です。

 

 

 

 

 

ヴァータが過剰になると、腸にガスのように溜まり、ヴァータの動く力で体内を巡り、身体の弱い部分へと移動します。そこで関節や神経など、ヴァータがかかりやすい不調を引き起こします。

 

 

私は、左が弱い。左肩、左首、左の腰が痛む

 

 

あちこちに出るヴァータの不調は、おなか(腸)から。

ヴァータが過剰になりやすい秋冬は、腸のお手入れをしましょう。