アーユルビューティのコラム

アーユルヴェーダ鍼灸師

長尾 理恵

トリートメントを行った数は、5000名を超え、アーユルヴェーダセラピスト養成講座では、100名を超えるセラピストを輩出し、40を超える個人サロンが誕生。各種講座、ワークショップ、カルチャースクールなど外部講師も務めています。

みんな、いろいろ、更年期

2023.08.06

ナマステー!

アーユルヴェーダ鍼灸師の長尾理恵です。

 

 

 

閉経はだいたい50歳前後で迎えます。この前後の約5年間を「更年期」と呼び、女性ホルモンが一気に減少することによって様々な不調が現れます。その不調を「更年期症状」と言います。例えば、51歳で閉経を迎えた人は46歳から56歳までが更年期で更年期症状が現れやすくなります。

 

 

更年期症状は、いろいろな不調があります。

 

 

イライラ、気分の落ち込み、やる気が出ない、集中力の低下、肩こり、首こり、腰痛、ホットフラッシュ、冷え、ほてり、倦怠感、不眠、めまい、動悸、耳鳴り、肌荒れ、乾燥、などなど!

 

 

 

 

なんとも辛そうな更年期症状ですが、これらの症状を感じるのは約60%。あとの40%の女性は特に不調を感じることなく更年期を過ごすことができます。

 

 

 

また、更年期症状を感じる人の約30%は症状が重く、日常生活に支障が出るほど辛いものだそうです。お客様で重い更年期を終えた方が、「地獄のようでした」と話していました。

 

 

 

できることなら、何事もなく過ごせる40%に入りたいですね。

 

 

 

どうすれば良いでしょう?

 

 

 

更年期を軽く過ごせる人の特徴は所説あります。

 

 

 

運動習慣がある、

筋トレをしている、

働いている、

エクオールを体内で作れる体質、

良い食事と睡眠習慣がある、

ストレスをためこまないタイプ

 

 

 

どうでしょうか?

 

 

いやいや、、、私は全てあてはまるけど、更年期は辛いのよ!という方もいると思います。つまり、100%更年期を避ける魔法など無いと言うことです。

 

 

 

 

わたしの場合は、現在49歳でして、普通に考えると更年期まっただ中の年齢ですが、何一つ更年期の不調がありません。ちなみに、妊娠中に「つわり」もほぼありませんでしたし、生理痛やPMSもありません。女性ホルモンに振り回されずに過ごしています。

 

 

 

これは、私がアーユルヴェーダの知恵を取り入れて生活しているからでしょうか?もしかしたらそうかもしれないし、そうじゃないかもしれないのですが、

 

 

 

 

アーユルヴェーダには、更年期をより良く過ごすための知恵があります。

 

 

 

 

ヴァータを整える

 

 

 

 

【減らしたいもの】

 

– 体を冷やさない

– 乾燥させない

– 疲れすぎない

– ジャンクフードを取り入れない

– 辛、酸、塩味を減らす

– 砂糖を減らす

– ストレスな人間関係

– アーユルヴェーダはホルモン療法はおすすめしません。

 

 

 

 

【取り入れたいもの】

 

– 規則正しい生活

– 温かい、作りたての食事

– オーガニック食材

– 十分な睡眠時間

– 油分

– 運動

– サフラン

– シャタバリ

– ジンジャー

 

 

 

アーユルヴェーダのオイルテラピーは最高です。特に更年期以降の女性にとって、定期的にアビヤンガを受けることは人生の手助けになれます。