アーユルビューティのコラム

アーユルヴェーダ鍼灸師

長尾 理恵

トリートメントを行った数は、5000名を超え、アーユルヴェーダセラピスト養成講座では、100名を超えるセラピストを輩出し、40を超える個人サロンが誕生。各種講座、ワークショップ、カルチャースクールなど外部講師も務めています。

万病を癒すための呪文

2023.08.06

ナマステー!

アーユルヴェーダ鍼灸師の長尾理恵です。

 

 

 

古代インドの奥義書の一つ、アタルヴァ・ヴェーダに、万病を癒すための呪文がありますのでご紹介します。

 

 

病気は悪霊によるものとされ、呪術は医学だった時代です。

 

 

ーーーーーーーーー

【万病を癒すための呪文】

 

 

彼は大麦を力強く耕せり、八個の軛(くびき)もて、六個の軛もて。それをもちてわれは汝の身体の病患を遠ざけ、露になす。

 

 

下に向いて風は吹く。下に向いて太陽は輝く。下に向いて牝牛は乳をいだす。下に向いて汝の病患は去れ。

 

 

水は実に治療するものなり。水は病気を追いやるものなり。水は一切を治療するものなり。そは汝のために医薬をつくらんことを。

 

 

(アタルヴァ・ヴェーダ讃歌より抜粋)

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

わたし個人の意見としましては、万病を癒すには、以下の行動が呪文よりも効くと断言します。

 

 

 

小食、

落ち着いた呼吸、

睡眠(休息)、

体を動かす、

太陽の光、

きれいな水、

明るい思考

 

 

 

 

そのうえで、呪文というか、祈りを行うとは良い結果がかえってくると思います。祈りも行動ですので、因果応報の法則で、良い祈り(行い)を行うと良い結果が返ってくると思います。

 

 

砂糖だらけのスイーツや添加物だらけの食事をとり、大食いで、些細なことに腹を立てて、友達と会えば愚痴大会で、運動は嫌いだからやらないし、夜更かしするからいつも疲れています。

 

 

こんな状態で万病を癒す呪文を唱えたところで、効くわけがありません。

 

 

万病を癒すには、呪文の前に、するべき行動がありますよ。